「男の育休取得」ってどうなの?

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こんにちは!子育てブロガーのIChi@です。

三人目の子どもが生まれて育児休業を取得してブログを書いています。

三人目の子どもが生まれて育児休業を取得してブログを書いています。

世間では「男の育休取得、過去最高更新!」なんてニュースも目にしますが

育休取れるなんて羨ましいなぁ。うちの会社じゃありえないよ。

なんて思っている方もたくさんいると思います。

実際のところどれくらいの方が育休を取れているのだろう?

って、思ったことありませんか。ありますよね?

今回は「男の育休取得の実態」について私自身の経験を踏まえてお伝えします。

この記事でわかること
  • 男性の育児取得の実態
  • 男性の育児取得率が低い理由

「男の育休取得率」ってどうなの?

そもそも育児休業制度がある事業所はくらいあるのか?

厚生労働省の統計を見てみましょう▼

事業規模5人以上 ⇒ 79.6%

事業規模30人以上 ⇒ 95.0% 

※厚生労働省「令和3年度雇用均等基本調査」より

ほとんどの事業所で育児休業制度があるようです。

一方で、育児休業取得率は次のとおりです。

 

 女性:80.1%

 男性:17.13%

※参照:NHKWEB

女性は約8割で推移、男性は約2割弱です。

男性の育休取得率も最近10年で約5倍ほど伸びていますので、徐々に増えてきているのは事実のようです。

ところがさらによく調べると、男性の育休取得日数は「5日未満」が25.0%、「5日以上2週間未満」が26.5%となっています。※令和3年度統計による

つまり、全体の割弱が育休を取っていてもそのうちの4人に一人は5日未満しか育休を取っていないのです。

全然育休を取ってないじゃん!

育休の実態としては、「取得率」ばかりが強調され十分な期間の育休を取れていない方がほとんどだと思います。

正直、妻や家族を支えるために育休を取るのであれば、少なくとも1か月は取って欲しいところです。

男性育休100%を掲げている会社もありますが、取得率だけであって期間が短くいかたちだけのところも多いようです。

育休の目的に見合う期間の取得が大事です

参照:令和3年度雇用均等基本調査(厚生労働省)

なぜ、育休取得率が低いのか?

男性の育休取得率が低い主な理由として、次の理由が考えられます。

  1. 収入が減り家計が苦しくなる
  2. 自分が休んだら会社がまわらない
  3. 職場の評価や異動、昇進に不利
  4. 希望しにくい雰囲気がある(前例がない)

しかし、これらには育休の制度や仕組みを知らないがゆえに誤解している点も多くあります。以下で詳しくみていきたいと思います。

1.収入が減り家計が苦しくなる

たしかに育休を取ると大半の会社は給与が支給されません。

しかし、「育児休業給付金」という給付金があります

また、育休中にもらえる育児休業給付金は

  • 非課税のため、所得税がかからない
  • 社会保険料は免除
  • 雇用保険料もかからない

したがって、育児休業前と比較すると手取りは約8割となる方が多いようです。

育児休業給付金について知りたい方はコチラ▼

2.自分が休んだら会社がまわらない

あなたがいなければあなたの仕事を誰かがしなければいけません。

それはあなた自身やあなたの家族が病気や事故にあった時だって同じです。

妊娠・出産・新生児の子育ての時、家族にとってはあなたが必要です。

あなたの代わりに仕事してくれる人はいますが、父親として家族を助けられるのはあなただけです。

あなたが育休を取った時に一時的まわりの方の仕事が増えるかもしれない

でもそれはお互いさま。

あなた以外の方が育休をとった時にあなたも育休を取った人をカバーする

この循環が大事ですね♪

3.職場の評価や異動、昇進に不利

育休を取得して評価が下がるような会社は良い会社とは思えません

その程度の評価よりも家族のほうがよっぽど大事です。仮に一時的な異動、昇進への影響があったとしても子育てを通じて取り返せるくらい代え難い経験が得られます。

また、会社にも社員に育休を取らせることはメリットがあります。

育休を機に転職を検討するのもアリだと思います

会社にとっての育休取得のメリットはコチラ▼

4.希望しにくい雰囲気がある(前例がない)

前例がないというのは、育休を取らない理由になりません。

あなたが育休をとれば必ず育休をとる後輩があられます。

そして、あなたが育休を取らなくても育休をとる後輩が必ず現れます。

後悔しないためには、あなたが前例になった方が絶対に良いです。

何事にも最初はあります。良い循環を作りましょう。

育児休業制度や育児休業の必要性についてもっと知りたい方はコチラから▼

育休の希望を伝えた際の会社の反応

私は三人目の子どもが生まれて育児休業を取りました。(2021.10~ 2022.3)

私の会社も決して育休取得状況は良くないため、育休取得を申し出ることは少し勇気が必要でした。

嫌な顔をされるかもと不安もありました。

しかし、実際には私が会社に育休の希望を伝えた際の上司の反応は

『おめでとう!しっかり家族を支えなさい。』

という反応でした。

意外なほどあっさり、そしてしっかり背中を押してもらいました。

復帰してまたこの上司と仕事したいなと心から思いました。

まとめ:男性の皆さん、育休取りましょう!!

大なり小なり、育休を取るのが難しい理由があるかもしれません。しかし、育休を取りやすくするには育休を取って実績を増やしていくしかありません。

あなたが育休を取れば、あなたに続いて育休を取ろう思う人が現れます。

 育休を取った経験者が増えれば、育休を取りやすい職場に変わります。

 制度を使う人が増えれば、制度がより良くなります。

もしかしたら職場で冷ややかな目で見られるようになるのかもしれないけど、人生は一度きりです。育休が取りやすい時代が来るのを待っていたら育休は取れません。

ということで、しつこいようですが男性も育休をとりましょう。少なくとも1か月。

本当に育児するために休業しようと思ったら、5日じゃ何もできませんよw

この記事が育休を取ろうか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


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